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ぷかりぼびんぐのDisco(mmunication)club

腐海を彷徨う海月が書きたいことを書きます。

落語心中出囃子・登場ネタメモ ♯3

こんにちは。落語心中第三話を見ましたので今週も書ける範囲で書きますね。
前も書いたけど、ネタバレに配慮しませんが、噺のあらすじを詳しく書く記事ではなく、出てきた噺とお囃子を自己満足にまとめているだけです。

あーでもいっこだけ先に申し上げると、

の円丈さんのやーつに同意してくださる方がいたとしたら私は貴方と友達になりたい


OPテーマからのスタート。めちゃめちゃサスペンス臭がするwwwww

○菊比古が最初に稽古していた噺。
すでにおなじみとなって参りましたが
「子ほめ」

「子ほめ」 柳家喬太郎 - YouTube

いい加減お前は喬太郎さんしか知らんのかと言われそう。まぁ偏っていると自覚はしています。「知っている」もおこがましいですが。
冒頭の現代的子ほめ…のくだりは枝雀さんのを元にされてる気がする…

○初太郎の高座の脇でお囃子さんが弾いてた曲。
・上方版「愛宕山」の「ごじゃのあとにだれがつく」のところで鳴る「早踊り」をすごいゆっくり弾いたものに似ています…正式名称ください

桂枝雀 愛宕山* - YouTube

これの9:20あたりね。似てるなーって思うけど是非最初から聞いていただきたいですー。
・「梅は咲いたか」

落語の出囃子で梅は咲いたか、と、、まかしょの違いを教えて - 先ほど、同じ質... - Yahoo!知恵袋

「梅は咲いたか」は私の記憶では三代目春風亭柳好、やなぎ女楽、立川志の輔、六代目柳家つば女、九代目春風亭小柳枝、四代目桂福団治

 

あ、思っていたよりも結構いらっしゃる。

今回はその中から柳好さんを貼ります。

春風亭柳好(三代目) 野ざらし* - YouTube

○「黄金餅
もしも落語心中をきっかけにして「死神」を好きになってくださった方がいるとしたら、
引き続いては「黄金餅」を好きになっていただきたいなどと思います。
いい感じに狂ってるから。

古今亭志ん生(五代目) 十八番 黄金餅* - YouTube

○「あくび指南」
もう少し暖かく春めいてきた頃に聞きたい噺ですね。
のんびりしててとてもいい。
タイミングを図ったかの様に昨日上がってたやつがありました(主は私じゃないよ)。センスが素敵。

金原亭馬生「あくび指南」 - YouTube

この噺は、以前掲載しました柳家喬太郎「赤いへや」の冒頭でも使用されています。ので、ぜし。

○四方の山々雪溶けて
「野ざらし」と思われます。
確か怪談に縁のあるシーンで、おまwwwww陰気に拘るねwwwwwwwと思いました。
菊比古は勿論稽古をしていた、というのもあるかと思いますが、初太郎が生きている望み、繋がりが死んでいませんようにという糸を、初太郎に縁のある噺で紡いでいたのかなーと思うとうん。実に胸に迫ります。
今回は上方のん貼っときます。

桂米朝 「骨つり」 - YouTube

○どんどんどんと来い
終戦後、菊比古が馬車馬の様に働く所でバックにかかっていた音。
「一番太鼓(入れ込み太鼓)」と呼ばれていて、寄席であれば開場時に聞けますです。

○横町の魚屋へ返しにいくんだよ
菊比古がお座敷でかけていたやーつですね。
「包丁」。

【落語】立川談春/包丁(2002年) - YouTube


今回はなし塚の描写もありましたが、「包丁」も禁演落語五十三題の一つに数えられていたもの。さながら色っぽい噺。菊之丞さんとか似合いそうなんだけど、YouTubeに見つけられませんでした。(菊之丞さんの「替り目」とっても可愛くていいよ)

禁演落語一覧

禁演落語 - Wikipedia

もこの機会に目を通しましたが、
やっぱり廓(吉原とか)に関係する噺、本妻以外の女の人が出てくる噺が多いなーという印象です。
今では「子は鎹」の部分のみ演じられることの多い「子別れ」。「子は鎹」の部分だけしか知らなければ「あれっなんで入ってるの?」と思ってしまいそう…。
また五十三題、というのも「ごみ」とかけているのかな、と思うと、皮肉を含めなければやってられなかったんだろうな…という感じがいたします。

○ふんどしと入れ替えに釜もってくなんざ、縁あっていいや
たぶん「釜泥」
わーい三三さんの音源やっと貼れるー

釜泥 柳家三三 - YouTube

(初太郎のボディタッチもそうですが、)間接的に匂わしてくる感なんなんですかねwwww
お上品で(これを書く私は品がありませんが)素敵だと思います。
前の記事で、野ざらしの上方版「骨釣り」がね!!下ネタ(釜)に縁があってね!みたいな話をちょっとした矢先のコレwwwwいや結構笑いました。その内「鈴ヶ森」が本編のどこかで流れるとしたら私は死ぬ(萌えで)。きっと死ぬ(鼻血を出して)。

(2016/01/27追記 >通りすがり さま

ご指摘有難うございます。ごく小規模の記録の為とはいえど、自らの軽率をお詫びいたします。

「蛙茶番」...

禁演落語を連ねてきた所に菊比古さんの「喪いたくない」強い気持ちを感じます。

通りすがりさま、誠に有難うございました。)

○「前座の上がり」

いっつもタイトルだけ書いてスルーするのが勿体ないので今回は上方の前座用のお囃子「石段」貼っときますー大好きー^^

【落語】上方寄席囃子 石段 ‐ ニコニコ動画:GINZA

○「老松
毎度志ん朝師匠の演目を貼ってますが…
今回はねぇ、「あくび指南」があって、同じやーつもYouTubeに無くはないのでそっちを貼ってもいいのですが…折角なので稽古繋がりで「稽古屋」。
唄える男性は素敵ですよ。ほんと。
動画は大分謎ですが是非聞いていただきたく…

稽古屋:古今亭志ん朝 - YouTube


今回はいつもみたいにはこの後記事をあげません。
その代わりにちょっとだけ追記しておきますね。

戦争と落語家、という描写があったので、「笑点」でおなじみの春風亭昇太さん、その師匠の春風亭柳昇さんの名前を掲載いたします。

春風亭柳昇 - Wikipedia

なんで載せてみたかっていうと、圓生さんを辿るーとか文楽さんを辿るーとかは誰がきっかけを投じなくても多分みんなやるから(笑)

もう故人なんですけども、現役のお弟子さんでは昔昔亭桃太郎瀧川鯉昇春風亭昇太(敬称略)などがおり…オソロシイ一門です…

太平洋戦争中は陸軍に召集され、歩兵として中国大陸に渡ったが、敵機の機銃掃射で手の指を数本失っている。利き手をやられたため、元の職場に復職することもできず途方に暮れていたところ、戦友に6代目春風亭柳橋の息子がおり、その縁で生活のために柳橋に入門して落語界入り。
手を使った表現が多い古典落語では成功はおぼつかないと考え、新作落語一本に絞って活動して成功を収めた。数は少ないが古典落語のネタも持っており、『雑俳』や『お茶漬け』(茶漬間男)等を演じた。
20世紀後半の新作落語界を代表するスペシャリストともいうべき存在であり、その飄々とした語り口は多くの落語ファンに愛されていた。当代までは前座や二つ目で名乗る名であった柳昇の名を、一代で大看板にしたといえる。なお、新作落語の一部は柳家金語楼ペンネーム:有崎勉)に書いてもらっており、金語楼は後輩のために無償で台本を提供していた[要出典]。

つまり、戦時後に落語家になった、という点で今回の落語心中で描かれる噺家さんの立場とは若干違うかと存じますが…軽妙に、淡々と当事者によって語られる体験は是非残っていって欲しいものです。

落語 春風亭柳昇 与太郎戦記 ‐ ニコニコ動画:GINZA

「乙女饅頭」という純愛新作落語も私は好きです。

落語 春風亭柳昇 乙女饅頭 - YouTube

 

ではでは!